pupのブログ

数十年ぶりに無線復活組です。ラジオや無線周辺の電子工作、実験の記録をしていきます。 実験大好きMNLさんに紹介されましたAFフィルターの後継機とSi473xDSP Radio FULL DIP Ver5の頒布中です。2023/11/24 詳しくはhttps://pup.doorblog.jp/archives/57710915.html

KiCAD

Fusion360+FreeCAD連携でKiCad③(基板(.pcb)ファイルからSTEPへ変換)

前回からの続きです。

 1.3Dモデル「STPE」ファイル準備する(作図orWEBよりダウンロード)
 2.「STEPファイル」を「FreeCAD」にエキスポート
 3.KiCadのフットプリントを読み込み
 4.「kicadStepUp 3D tools」を使い「wrlファイル」を作成
  →このtoolで、フットプリントと位置合わせ→「wrlファイル」のエキスポートと
    「STEPファイル」の位置、方向をフットプリントに位置合わせしたファイルをエキスポート
   してくれます。
   ただし、出力される場所は、c:/users/ に入ってしまいます。
   (どこかに設定があると思いますが今のところ不明です)

  -------------- 今回はここからの手順の備忘録です。 --------------

 5. KiCadで普通に基板設計して、「kicadStepUp 3D tools」で、基板+部品を一気に
  「STEPファイル」にコンバート
 6.後は、使い慣れた3D CADにコンバートした「STEPファイル」でケース設計をしていきます。
  

◆FreeCAD◆
「kicad-StepUp-tools.FCMacro」から、「Load KiCad Board *kicad.pcb 」で、基板ファイルを読み込みます。

bandicam 2016-10-10 10-39-47-692

実行すると「STEP」ファイルの生成された場所のインフォメーションが
出てきます。
bandicam 2016-10-10 10-47-53-369

今回は、テスト的にパーツを並べただけでしたが、今後は、この機能を使い
効率的なケース設計ができそうです。

↓ 今回のテストデータ

bandicam 2016-10-10 11-13-47-728

 


Fusion360+FreeCAD連携でKiCad②(wrlとstepファイルの生成)

前回からの続きです。

 1.3Dモデル「STPE」ファイル準備する(作図orWEBよりダウンロード)
 2.「STEPファイル」を「FreeCAD」にエキスポート

  -------------- 今回はここからの手順の備忘録です。 --------------

 3.KiCadのフットプリントを読み込み
 4.「kicadStepUp 3D tools」を使い「wrlファイル」を作成
  →このtoolで、フットプリントと位置合わせ→「wrlファイル」のエキスポートと
    「STEPファイル」の位置、方向をフットプリントに位置合わせしたファイルをエキスポート
   してくれます。
   ただし、出力される場所は、c:/users/ に入ってしまいます。
   (どこかに設定があると思いますが今のところ不明です)

  -------------- 今回はここまでの手順の備忘録です。 --------------

 5. KiCadで普通に基板設計して、「kicadStepUp 3D tools」で、基板+部品を一気に
  「STEPファイル」にコンバート
 6.後は、使い慣れた3D CADにコンバートした「STEPファイル」でケース設計をしていきます。
  

◆FreeCAD◆
FreeCADを起動して、「kicad-StepUp-tools.FCMacro」を読み込みマクロを実行します。
bandicam 2016-10-02 20-18-57-787
起動すると下記が現れます。
bandicam 2016-10-02 20-20-03-477

「Load kicad Footprint module」でフットプリントを読み込みする。
bandicam 2016-10-02 20-22-32-730


フットプリント(基板)と3D部品の位置はずれた状態です。
bandicam 2016-10-02 20-25-15-689

位置を調整するには、
「Create Axis」で行います。
bandicam 2016-10-02 20-25-58-008

部品を選択してから
「kicadStepUp 3D tools」で、
左の移動したい数値を入れて右側のボタンを押すと移動します。
少し触るとすぐに理解できると思います。
bandicam 2016-10-02 20-28-04-888

位置合わせが完了したら
「Export to kicad:STEP& scaled VRML 1/2.54」クリック
位置調整済みの「WRL」と「STEP」ファイルが生成されます。
bandicam 2016-10-02 20-32-43-072


ちなみに、「Export to kicad:STEP& scaled VRML 1/2.54」が終わると
生成されたファイルの保存された場所が表示されますので、
確認してください。 
BlogPaint

私の場合は、「c:/users/ユーザー名」に.wrlと.stepファイルが生成されました。

自身の環境の3Dデータ(KICADで使っている場所)に2つ合わせて移動してください。
(wrl と setp は同じフォルダーに格納しておく必要があるようです。)
 

 


【10/10追記】Fusion360+FreeCAD連携でKiCad番外編(Fusion360でフットプリントを作成)

またまた、番外編となりまが、KiCadのフットプリントの作成ですが、今まで2D-CAD(AR_CAD)を使っていましたが、 Fusion360の練習を兼ねて作成しましたので、備忘録として記事にしていきます。

ちなみに「ESP-WROOM-02」のモデリングです。

【Fusion360】
 データシートから「スケッチ」を使って作図
bandicam 2016-10-09 15-32-11-380
ブラウザーから「対象になるスケッチ」を右クリック-「DXF形式で保存」
  
 ※Fusion360の説明を読んでいると、一旦クラウドに保存して、WEBページよりDLのように思い
  やってみましたが、なぜか1/10サイズになってしまい使えませんでした。
  設定?があるのかは不明ですが、最終的に上記の手順にたどり着きました。
 
下記のようにすると正常なサイズでエキスポートできました。
bandicam 2016-10-09 15-33-38-538

 KiCadの「フットプリントエディター」で、「DXFファイルのインポート」
bandicam 2016-10-09 15-36-14-683

 このように取り込むことができます。
bandicam 2016-10-09 15-40-28-902

 最後に、パッドを作成。
bandicam 2016-10-09 16-15-55-780


ちなみにFusion360で3Dモデルも完成しました。
bandicam 2016-10-09 17-47-40-809
レンダリング
bandicam 2016-10-09 17-42-21-325

【10/10 追記】
 今回作成した3Dモデルを「step」ファイルにエキスポートして、「KiCad StepUP」を使うとうまく行きませんでした。

現象は、ボディーを、「基板」と「シールドケース」の2つに分割したことで、「kicadpcb」ファイルから「step」ファイルに変換時にエラーとなります。

回避方法としては、「ボディーを1つで作成する」か、「複数ボディー」で作成して最後に「結合」する方法となります。

今回は複数でしたので、下記の方法で「結合」しました。

bandicam 2016-10-10 10-04-32-986

 1.「ボディー1」と「ボディー2」を選択(ctrlを押しながら2つを選択)
 2.「修正」-「結合」を選択
 3.操作で「結合」が選択されていることを確認して、「OK」


 4.これで、「ボディー1」だけになりました。

 ※次に「元のボディー1」色になってしまいましたので、シールドケースを塗りなおします。
 5.塗りたい面をクリックして選択して、「修正」-「外観」でパレットから、色を選び、塗りたい場所へドラッグ
  する。


 
 6.最後に、参考として、「step」ファイルにエキスポートの画面です。
bandicam 2016-10-10 12-28-11-978

bandicam 2016-10-10 12-28-45-782



 
 

Fusion360+FreeCAD連携でKiCad番外編(stlからSTEPファイルへエクスポート)

過去に作成したKiCadの3Dモデル資産をコンバートを始めています。

そもそも、kICadで使用しているモデルは、「wrl」ですので、3Dモデルは当然「wrl」形式すでに作成済みですが、「kicadStepUp 3D tools」では、stepファイルを用意する必要が有るようです。

そこで、「wrlデータ」を「stepデータ」に変換できないかと探しましたが、見当たりませんでした。
また、仮に見つかっても、私が作った「wrlデータ」は、mm-インチ変換の必要がありそうです。

今まで作成したモデルは、0.3937倍して表示しています。
bandicam 2016-10-03 20-25-10-283


せっかくの資産が使えないのでは大変です。

wings3Dでslt→wrlに変換してモデル作成していましたので、中間ファイルである「stlデータ」を「stepデータ」に変換はFreeCADで変換できましたので、備忘録として記事にしていこうと思います。

◆FreeCAD変換手順◆

 1.FreeCADでstlデータをインポート
 2.ワークベンチを「Part」に設定
bandicam 2016-10-03 20-40-34-601
 3.「部品」→「メッシュから形状を作成」
bandicam 2016-10-03 20-43-02-518
4.形状の縫い合わせ用のトレランスは、このままokで進める
bandicam 2016-10-03 20-47-24-545
 5.ファイル名0001が生成される(ポリゴンが多いとちょっと時間がかかることがある。)
bandicam 2016-10-03 20-48-44-331
 6.「部品」→「シェイプビルダー」で下記のダイヤロゴが現れます。
bandicam 2016-10-03 20-52-30-134

bandicam 2016-10-03 20-52-50-783
 7.①「シェイプからソリッドへ」にチェックして、②ファイル名0001を選択しなおして、③「作成」を押してください
bandicam 2016-10-03 20-54-41-079
 8.ソリッド化されたデータ(solid)が作成される(0.15ではできなかった・・・・)?

 9.作成された「solid」以外は削除する
  ※ここまでくると、3Dモデルを修正できます

 10.最後に、「ファイル」→「エキスポート」でstep出力

Fusion360+FreeCAD連携でKiCad①(STEPファイルの加工)

今までケース図面は、基板データを「DXF」で出力して2D CAD展開したケース設計をしていましたが、前々からKiCadの3Dモデルを利用してケースの設計をしたいと考えていました。

「Fusion360」の勉強を始めたことをきっかけに、ケース設計を3Dでやっていこうと思います。

まずは、kicadのデータから、「Fusion360」で扱うことのできるデータ形式への変換が必要てのいで、webで調べてみると、「kicadStepUp 3D tools」と言うものがあり便利そうなので試してみる事にしました。
参考: 動画① 動画②

試してみたところ、今までの作ってきたKiCad 3Dモデルをそのまま使用することができず(wrlファイルを0.3937倍して縮小いるため?エラーになってまいます。)加工が必要だとわかりましたが、データ加工は一旦今後の課題として先に進みたいと思います。

★ ここからは、自身の「備忘録」として記憶の補完としていますので、
  所々話が飛んでしまいます。((;^_^A すみません。      ★

 0.toolのダウンロード
  ここから「kicadStepUp 3D tools」をダウンロードします。

  ※「kicadStepUp 3D tools」の動作は、下記の内容となっています。

 1.3Dモデル「STPE」ファイル準備する(作図orWEBよりダウンロード)
 2.「STEPファイル」を「FreeCAD」にエキスポート

  -------------- 今回はここまでの手順の備忘録です。 --------------

 3.KiCadのフットプリントを読み込み
 4.「kicadStepUp 3D tools」を使い「wrlファイル」を作成
  →このtoolで、フットプリントと位置合わせ→「wrlファイル」のエキスポートと
    「STEPファイル」の位置、方向をフットプリントに位置合わせしたファイルをエキスポート
   してくれます。
   ただし、出力される場所は、c:/user/ に入ってしまいます。
  (どこかに設定があると思いますが今のところ不明です)
 5. KiCadで普通に基板設計して、「kicadStepUp 3D tools」で、基板+部品を一気に
  「STEPファイル」にコンバート
 6.後は、使い慣れた3D CADにコンバートした「STEPファイル」でケース設計をしていきます。
  

今回は、私が「はまった」ところを中心にまとめました。(備忘録)

◆ポイント◆
 部品の3Dデータは、自作場合もありますが、webで公開されているものを流用することもあります。
自分で作る場合は、あまり問題ないので無いのですが、「STEPファイル」などをダウンロードした場合、細かな部品構成に分割している場合、「kicadStepUp 3D tools」が上手く動作しませんでした。

他にもっとスマートな方法があるかと思いますが、私は、下記の手順で「結合」する事で何とかクリアーできました。

◆Fusion360◆
1.ボディーだけ選択して、「修正」「結合」する。

bandicam 2016-10-02 19-07-07-310

 
2.ボディーだけ選択して、「STEP」で「エキスポート」する。

bandicam 2016-10-02 19-17-24-497

 
◆FreeCAD◆
3.FreeCADで、複数のファイルが付いていくが、削除する。
「4つ」 選択しても 右側の図の色は変化しないため削除する
bandicam 2016-10-02 19-22-59-560

↓ こっちが必要なボディーですね。
bandicam 2016-10-02 19-22-53-203

不要なボディーを削除。
これで、「kicadStepUp 3D tools」でつかえるようになりました。
bandicam 2016-10-02 19-23-10-302
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