昨日の続きですが、ファイナルの交換は当初ヒートガンで炙ってできるかな~と考えていましたが面白いアイディアを見つけましたので今回試してみることにしました。
JS1BWQさんの記事を試させて頂きました。

方法はクラッド抵抗 (6.2Ω25W)の発熱を使いホットプレートのように使うというアイディアです。
お同じように試したところ簡単に交換できました。素晴らしいアイディアです!!

ということで、まずは取り外しです。
47uFの電解コンデンサーを外してからグラッド抵抗に
電源を入れて2分ほどでファイナル部の半田が解けて
脱着できました。(意外と早いです。)
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みの虫クリップのカバーが少し解けてしまいました(;^_^A

ファイナルを外したところです。
ファイナル以外の部品の半田も解けていますので動かさないように
しばらく放置しました。
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今回交換する新品の2SK2975です。
壊れていると思われるのは恐らく1個でしたが、
今回は2個とも交換交換します。
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取付は、基板の各端子に予備半田をしてトランジスターの各端子
にフラックスを塗布
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この状態で、またグラッド抵抗に電源を入れてしばらくすると
とトランジスタが沈むみ、位置をピンセットで微調整して
て抵抗の電源を外して冷ませば終わりです。

交換作業の後、ドライブ、ファイナルのアイドル電流を規定値に調整です。
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最後に「ソフトウエア設定」(A B C押しながら電源ON)で「RFパワー調整」(24~47)で「送信出力」の調整をするつもりでしたが、各バンドの出力を確認したところ規定値でしたので調整する必要がありませんでした。
 (LOW1→0.5W LOW2→1W LOW3→2.5W 無印→5W)
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各モードでしばらく送信(ダミーロード)してIC7300でモニターしてみましたが変調や出力ダウンなどもありません。

修理は完了しました。