昨年10月ごろにミキサーICを使ってSSB受信の実験をしましたが実験の域を出ず放置状態になっています。

そんな中「PU2CLR」氏がArduinoを使ってSi4735チップのFWパッチを書込みSi4735チップ単体でSSB受信ができるサンプルを公開してくれ試してみると確かにSSBをしっかりと復調できます。
またフィルター(AF?)もそれなりに効果が有り十分実用になることがわかりました。

このサンプルにRFアンプやフィルターを付けて受信機として仕上げるつもりで筐体やRFアンプ、、、を考えていましたが正直作ってみたいと思うところまでたどり着かずちょっと暗礁に乗り上げていました。

ふと、「ArduinoなのでSi4735DSPラジオのハードをそのままに移行できる」と思い立ってGW中に少し実験して手ごたえが有りましたのでボチボチ移行を進めています。

ベースとなるソフトはPU2CLR氏が公開されている物をLeoさんが操作やAGC定数、1.3OLED化と表示整理その他を改変したバージョンを使わせていただくことに決定。

まずは、Si4735ラジオで使っているLCD(AQM1602Y)で、表示できかチェック。
流石Arduinoのライブラリーは豊富ですぐにLibraryを見つけ出すことが出来、あっけなく表示できました。

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次に表示情報が多いOLEDの内容を、どうやって16×2行に収めるかと言う問題です。

ここは、正直かなり悩みました。
解決(妥協?)方法としては、常時表示させる情報を絞って、必要な時に必要最小の情報を特定の範囲に表示させることで何とか解決しました。
表示イメージ
bandicam 2020-05-22 15-15-31-982

後は、スケッチをハード(スイッチ類)に合わせて改変して動作するところまでたどり着きました。

今回のスケッチはLeoさんの改変バージョンと言うことも有りSi4735DSPラジオと非常に親和の取れているスケッチに改変されていた為、簡単にほぼ全てのハード機能を網羅するソフト移行ができました。

まだ表示やスキャンの動作がいまいちだったりと、課題は残っていますが楽しみながらゆっくりと仕上げていこうと思います。




追記 5/31
   Leoさんの協力でUIやSSBのFWをロードが不安定でクラッシュする問題などなくなり
   安定して動作するようになりましたので、動画にまとめました。