今までケース図面は、基板データを「DXF」で出力して2D CAD展開したケース設計をしていましたが、前々からKiCadの3Dモデルを利用してケースの設計をしたいと考えていました。

「Fusion360」の勉強を始めたことをきっかけに、ケース設計を3Dでやっていこうと思います。

まずは、kicadのデータから、「Fusion360」で扱うことのできるデータ形式への変換が必要てのいで、webで調べてみると、「kicadStepUp 3D tools」と言うものがあり便利そうなので試してみる事にしました。
参考: 動画① 動画②

試してみたところ、今までの作ってきたKiCad 3Dモデルをそのまま使用することができず(wrlファイルを0.3937倍して縮小いるため?エラーになってまいます。)加工が必要だとわかりましたが、データ加工は一旦今後の課題として先に進みたいと思います。

★ ここからは、自身の「備忘録」として記憶の補完としていますので、
  所々話が飛んでしまいます。((;^_^A すみません。      ★

 0.toolのダウンロード
  ここから「kicadStepUp 3D tools」をダウンロードします。

  ※「kicadStepUp 3D tools」の動作は、下記の内容となっています。

 1.3Dモデル「STPE」ファイル準備する(作図orWEBよりダウンロード)
 2.「STEPファイル」を「FreeCAD」にエキスポート

  -------------- 今回はここまでの手順の備忘録です。 --------------

 3.KiCadのフットプリントを読み込み
 4.「kicadStepUp 3D tools」を使い「wrlファイル」を作成
  →このtoolで、フットプリントと位置合わせ→「wrlファイル」のエキスポートと
    「STEPファイル」の位置、方向をフットプリントに位置合わせしたファイルをエキスポート
   してくれます。
   ただし、出力される場所は、c:/user/ に入ってしまいます。
  (どこかに設定があると思いますが今のところ不明です)
 5. KiCadで普通に基板設計して、「kicadStepUp 3D tools」で、基板+部品を一気に
  「STEPファイル」にコンバート
 6.後は、使い慣れた3D CADにコンバートした「STEPファイル」でケース設計をしていきます。
  

今回は、私が「はまった」ところを中心にまとめました。(備忘録)

◆ポイント◆
 部品の3Dデータは、自作場合もありますが、webで公開されているものを流用することもあります。
自分で作る場合は、あまり問題ないので無いのですが、「STEPファイル」などをダウンロードした場合、細かな部品構成に分割している場合、「kicadStepUp 3D tools」が上手く動作しませんでした。

他にもっとスマートな方法があるかと思いますが、私は、下記の手順で「結合」する事で何とかクリアーできました。

◆Fusion360◆
1.ボディーだけ選択して、「修正」「結合」する。

bandicam 2016-10-02 19-07-07-310

 
2.ボディーだけ選択して、「STEP」で「エキスポート」する。

bandicam 2016-10-02 19-17-24-497

 
◆FreeCAD◆
3.FreeCADで、複数のファイルが付いていくが、削除する。
「4つ」 選択しても 右側の図の色は変化しないため削除する
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↓ こっちが必要なボディーですね。
bandicam 2016-10-02 19-22-53-203

不要なボディーを削除。
これで、「kicadStepUp 3D tools」でつかえるようになりました。
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