北神電子サービスさんよりAnalog Discovery(故障品)を頂きましたが、 MicroUSBの回りのパターンが剥離している状況でした。

復旧方法を現物を見ながら考えました。

まず、今ついているUSBコネクターに直接リード線を半田はできそうにありません。
また、既存のUSBコネクターを交換しても状況は変わりません。

仕方なく、パターンのレジストを削ってリードを伸ばしPCBの外へUSBコネクターを出す事を考えました。
FRISKラジオPCBからMicroUSBのフットプリント部分を切り出して
作りました。(ちょっとカッコ悪いですが。。。汗) 
CIMG3596
もともとついていたUSBの上に汎用基板を張り付けて端子台にしています。
 
さて、パターンが剥離していますので、接続先を探す必要があります。

USBのピン配列
 1pin Vbus
 2pin D-
 3pin D+
 4pin ID
 5pin GND

D-/D+はパターンが少し残っていましたので、ここのレジスト丁寧にはがしてリード線を伸ばしました。
GNDもテスターてすぐに発見。
残りは、Vbusですが、これが全くパターンが見えず接続先が不明です。

ここで、一旦作業中断し年越しとなりました。

本日、ようやくやる気も戻ってきましたので、作業再開。

AnalogDiscoveryのWEBページでanalog_discovery_rm.PDFという解説文書を見つけ中身を確認すると回路図が部分的に書かれていることを発見。

何とかなりそうです。

早速、該当項目の「7.1 USB Power Control」を見てみると、回路図上にVbusの接続の起債がありました。

ただし、この回路がPCBポジションの記載がありませんので、手探りで探し何とか発見しました。

↓ ようやく見つけました。
ADM1177_VBUS
 

赤矢印の部分にリードを伸ばして、修理完了です。
WEBFORMSを起動してPCに接続するとドライバーが見事に読み込まれ
無事認識されました。
CIMG3597

 
bandicam 2016-01-16 17-48-30-060
ソフトも正常に起動しました。

最後に、USBコネクターをケース上部に両面テープで
固定して作業終了です。
CIMG3598