ケンケンさんが公開くださっているPICマイコンのGAME基板(MicroSDカードブート用のPCBを使い早速製作してみました。

今回は完成画像から。

 
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表面上は、修正箇所が目立ちませんが、中身は悪戦苦闘でした。
 
いつものように電源回路から確認です。
???電源を切ってもLEDが点灯のまま・・・??
 
製作は、回路図を見てびっくり、LEDの接続箇所がスイッチの前になっていました・・・
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ジャンパーを電池の裏側にして見えないように修正。

気を取り直して、ゲームのメイン回路を製作しパックマンを焼いたPICで動作を確認です。

またまた、ミス発見です。・・・・・ 左右キーが逆さまになっています。 ・・・・

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シルクはあっていますので、部品配置の際に間違った物です。

ここは、PICの17P(右)18P(左)の隣りあわせですので、PICの足近くで修正。
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次に、mictoSD部です。
ここは、PCBオーダー直前になってCard Detect(カード挿入を検出)回路を増設しましたので、嫌な予感がしましていました。

組立ながら回路図をしげしげと見ていて・・・・・・あっ、

間違いに気が付きました。

オマケに、microSDのフットプリントが間違いがありまたまた、ジャンパーです。

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今回カード検出スイッチ(B)のフットフリントを勘違いして作っていました。

仕方なく、
①検出スイッチ(B)をSDカードのケースにハンダしてケースをGNDに接続しました。
②検出スイッチ(A)は、途中パターンカットして PICの3Pへジャンパー 
③②のカットの反対側(プルアップ抵抗側)をVDDラインへ接続

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ちょっと小さすぎて見ずらいですが、クリックすると大きくなります。


ようやく、動作テストとなりましたがここでも、問題発生です。

ブート画面らしいものはテレビに映し出されますが、画面が流れて読めなかったり、消えたりと非常に不安定です。

ただし、SDカードブート以外は正常に動作します。(パックマン単体の動作は正常)

当初シャンパーを疑ったり、SDカードコネクターを疑ったりしましたが、問題が見当たりません。

心当たりは、電圧低下で不安定になることです。
(依然の実験で、このあたりは確認していました。)

SDカードブートした時の電圧を見てみますと、案の定2.7~2.9V程度に下がっていました。

でも、この部分の定数はブレッドボードで十分検証したところなので間違いないはずです。

違いは、インダクターの大きさです。・・・・・・・

そういえばここのインダクターの直流抵抗値はシビアだったとおもいだし、ブレッドボードで使った物に交換したところ、動作が安定するようになりました。

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左の小さいものでは、不安定でしたが、
大きいものに変えると機嫌よく動作しました。 
 
今回は、いろいろPCB設計ミスがありましたので、製作には思いの外時間を要してしまいましたが、すべてクリアーして、正常に動作するようになりました。
(折角のPCBを起こしましたが、蛇の目基板で組み立てるより時間がかかったような・・・・)

次は、裏蓋に面付しているSi4825-A10DSPラジオ基板 を作って行きます。