本日は、ΔLOOPアンテナに使用するバリキャップについて、実験をしていきます。

最近、ΔLOOP7(X)アンテナを製作しようと思っても、バリキャップ、FETの入手先が激減しています。
つい2年前までは大阪日本橋で普通に販売されていましたが、最近は全く姿を消してしまいました。

私も、ΔLOOP-7(X) PCBを製作のために通販を利用して何とか製作しています。

ただ、現在も1SV149は、秋月さんで大量に在庫されていて、簡単に入手可能ですので、1SV101についての互換のあるものを探りたいと思います。 

いつものページにコメントをいただく、「あいすけ36」さんから情報と、中華モールで実際購入されたものを提供していただきました。

【1SV101の互換品】
 
 国内調達
  秋月さん → 1T33 VR=30V 約30PF~約3PF
     aitendoさん → BB910AF  VR=30V 約38PF~約2.5PF 

 中華モール調達
  1SV101  → パッケージが国内販売されているものより、半分くらいの厚みしかありません。
          101と印刷されていますが、たぶん偽物ではないかと思います。

左:国内販売品 右:中華モール販売品
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左から 国内販売1SV101 , aitendoBB910AF , 中華1SV101 , 秋月1T33
1404540463667

【実験結果】

 測定は、ΔLOOP7PCB(改)基板に、搭載してHDSDRのスペクトラムの山を目視の結果です。
 また、LOOPは、室内に1m×3より線を仮説して測定しています。

  国内販売品 1SV101    ・・・・・ 11.4MHz~16.4MHz
     中華モール品1SV101    ・・・・・  11.6MHz~16.9MHz
   aitendoさん  BB910AF ・・・・・ 12.2MHz~17.5MHz
     秋月さん     1T33         ・・・・・ 12.1MHz~16.8MHz

  【参考】国内販売の1SV149同調範囲は、2.4MHz~12.2MH

  ★今回の実験結果から、互換として使えそうなバリキャップは、下記になります。

    1.中華モール品 1SV101
    2.秋月さん    1T33
    3.aitendoさん  BB910AF
 
  ※中華モール品は、型番が同じですので問題なさそうです。
   1T33とBB910AFは、下限が少し高いため、1SV149とのつながりが微妙ですね。

 以下実験時の動画です。