pupのブログ

数十年ぶりに無線復活組です。ラジオや無線周辺の電子工作、実験の記録をしていきます。 実験大好きMNLさんに紹介されましたAFフィルターの後継機とSi473xDSP Radio FULL DIP Ver5の頒布中です。2023/11/24 詳しくはhttps://pup.doorblog.jp/archives/57710915.html

2020年08月

ATU-100 miniキットが到着しました。

夏休み前にAliに注文していました「ATU100 mini」キットが到着しました。

IMG_20200822_121916
写真で見た感じよりもかなり小さなイメージです。
IMG_20200822_122004
中は袋で小分けされていました。
IMG_20200822_122503
基板には表面実装部品はあらかじめ実装されていますので
組立はすぐに終わりそうです。
IMG_20200822_122037
当然、説明書類は一切ありません。
NETで検索すれば「N7DDC」がプログラムや回路図、ケースの3Dデータまで
gitHubで公開されていましたので組み立ても何とかなりそうです。

実際に使えそうであればアルミケースに入れようかと思っています。

今回は中華コピー品を購入しましたが、中にはトロイダルコアの偽物も有るようです(;^_^A

組立は今取り掛かっている物が有りますので様子を見ながら組立て検証していきたいと思います。

Si4735DSP Radioのオールモード化のその後。。。

「ArduinoなのでSi4735DSPラジオのソフトを書き換える事でハード変更なしで使えるようになるのでは・・」と思い立ったのがGW頃でした。

その後、いつもお世話になっているLeoさんに相談に乗ってもらいながらソフトを書き換えを進めて何とか5月末にはそれなりに動作するようになりました。

丁度そのころ開かれた「関西自作の会」で頒布希望をいただきハードとサンプルプログラム入りのマイコンを頒布させていただきました。

今回頒布したプログラムはまだ発展途上でしたが、私自身のテンションはSSBモードに対応できたことで満足してしまい、「まっ、ボチボチ機能追加していこう」と思っていましたがJE3QDZさんから「ソースをくれたら色々触りたい」との依頼がありソースをお渡ししました。
(お渡しする時に、「こんな機能や、あんな機能を実装したい・・・」と勝手な独り言を、ブツブツ言いつつ、半ば実装を押し付けてしまいました(;^_^A。。。ごめんなさい)

その、「QDZさん」から「ハードは完成したがSSBが受信できない」と連絡を頂き、現象を聞いてみると、SSBモードに移行時「LW0ninarimasu・・・」と表示されてしまい受信できなくなる現象でした。

この現象は私も遭遇したことは有りますが極々稀で再現性が、全くなかったため「たまに出ます」と回答しましたが、「QDZさん」のところでは頻発(ほぼ固定)で発生するとのことでした。

I2Cの波形、プルアップ抵抗の変更、通信速度の変更、とある程度I2Cに絞って色々試行錯誤していただきましたが原因がなかなかつかめません。

最後は物理交換で切り分けしていくしかないと思い、マイコンとSi4735Module(ラジオ本体)も追加でお送りして切り分け調査してただきました。

その一方で、私がお願いしていた機能以外にも便利機能を毎日のように追加していただき開発スピードの速さには本当には本当に驚かされました。

内容としては下記の様な物になります。

 今回私が独り言で依頼していた機能・・・Hi
  ・電源OFF直前の周波数や音量のメモリー機能
  ・ミュート機能
 QDZさんオリジナル機能
  ・スリープ/ミュートタイマー機能
    スリープ・・・・・・タイマーで電源OFF
    ミュートタイマー・・タイマーでミュート→ミュートOFF
  ・不揮発メモリー初期化機能
  ・SWゼネカバ機能(周波数でモード自動選択)
    今までのHAM/SWL(今回「BCL」に改名)に加えてゼネカバ対応しました
  ・30chメモリー機能(周波数、音量、モードをメモリー)

簡単な紹介動画です。
盛りだくさんの機能を追加していただきました。


さて、話は戻って、SSBモードに移行する際の不具合の件も平行して作業が進み、マイコン個体によって発生頻度が変わることが判り、ここから一気に原因までだどりつきました。(まっそんなに一気ではありませんでしたが・・・(;^_^A)

結局、マイコンRC発振器の個体誤差(10%)が原因で処理速度の違いで現象が発生することが分かりました。

対応策としては、個体差を十分に吸収できるdelayをかけてようやく解決。

上記の「LW0ninarimasu・・・」以外に、表示は正常でBFOが出ない現象も発生していましたが、同じ原因で有ったため今回のプログラム改修により解決できました。

その他の細かなバグもなくなり新機能も充実して普段ラジオとし使える物になったと思います。

最後になりましたが、本件で大変ご尽力いただきましたJE3QDZ OMには感謝いたします。
ありがとうございました。

他にも自作の会のメンバーを中心にJM1VQBさん、JR3BGTさん、JM1FIAさんから情報提供をいただき、JE3GPMさんから機材提供を頂きました。
本当に沢山の方々の支援をいただき大いに助かりました、ありがとうございました。

また、今回のトラブルでなんとなく解かったつもりだったI2Cの規格やその他の箇所を改めて調べてみることで私自身も大変勉強にもなりました。

50MHzクリコンの製作 【完成しました。】

先日から作り始めたクリコンを完成させたいと思います。

とは言っても、前回ケース加工もほぼ終わっている状況ですので残りは同軸コネクターの取付だけとなっています。

コネクターは下記の2種類を準備しましたが・・・(;^_^A
15973117578606437981321533766015

ケースと現物を見比べながら取り付け方を考えましたが、
ネジの取付ができない事に気が付きました。(;^_^A

ネジ付けのコネクターは使えませんので、仕方なく手持ちのケーブルでパネル付けできるタイプも物を切って使うことにしました。

次はケーブルの取り回し方法の検討です。

ケーブルは予め基板に半田付けして後にこの小さなケースに収める事に
なりますのでケーブルの取回しをどうするか結構悩みました。
IMG_20200813_123509

結局、コイルのシールドケースに同軸のシールド線を半田することで、
多少窮屈な取り回しをしても同軸の芯線に負荷が掛かって切れてしまう
事も少ないと考えてこの方法にしました。
15973130078121597928145977685249

ちょっとケーブルが窮屈ですが
上手く収まりました。
15973127364666897034365370920493
と言うことで完成です!

早速50MHzを受信してみようとアンテナをつなぎましたが
コンディションが今一で全く聞こえません。

まっ、調整もやり直したいので
SGから信号を入れて調整を兼ねて受信テストして正常を確認しました。
15973137217592285047023332433990

今回は手持ち部品を使って、ケースも現物合わせで作り始めましたので色々苦労しましたが、
偶然が重なり、我ながら「うまくまとめる事が出来たな!」と満足できるものになりました。

最近は事前にガッツリCADで設計していましたから、あまりハマる要素もなく図面通りに工作して完成となっていましたが、現物合わせの一発勝負出来なドキドキ感は新鮮で面白さを再認識できました。

これぞ夏休みの工作ですね!!

※記事にはしていませんが、この製作の前にも極秘に一つ現物合わせで作り始めましたが途中挫折してCADを使ってしまいました(;^_^A・・・今回はそのリベンジでもありました。

PS
 メインのSi4735DSP Radio ですが、SSB受信時のトラブルが有りましたがJE3QDZさんのご協力により解消することができました。(いや、、間違えました。解決していただきましたです。(;^_^A)

また、便利な機能も色々追加していただきました。

このあたりの詳細は次回の記事にまとめたいと思っています。
(私自身もまだ使い方を勉強中です(;^_^A)

50MHzクリコンの製作

Twitterを見ていたところLeoさんがSi4735ラジオにクリコンを付けて50MHzを受信しているところを発見。
ふと、中学時代の夏休みの工作で製作したことを思い出して懐かしくなりました。

まっその時は、中波から短波を受信する物は上手くできましたが、短波から50MHzはどうしてもうまく動作せず途中で投げ出したと思います。(;^_^A

早速WEBで検索したところSA602やTA7358を使った作例が沢山ヒットしました。
(中学当時はCQ誌かラ製、初ラの記事を見ながら製作しましたね~)

今回はTA7358を使ったOMの作例をもとに手持ち部品でアレンジした物を製作してみることにしました。

TA7358は手持ちがあったと記憶していましたが探してみても見当たらず、結局Leoさんから送っていただき程なく到着。(;^_^A いつもありがとうございます!!

私の普段スタイルの場合、一気に組み上げてテストする事が多いのですが、今回は各セクションごとにチェックしながらの作業を進めます。(最近何事もゆっくりになってきたように思います)

まずは、発信の確認から始めました。
水晶はあらかじめ周波数カウンターで測定してマイナス5KHz-程ずれていることを確認していますので下写真も納得です。この辺りは実際に蛇の目基板に取り付けてから調整する事にします。
IMG_20200802_183819

SGの信号を受信してそれなりに調整(下写真)
50→22MHzに変換できていることを確認しました。
IMG_20200808_220947
外部アンテナを接続して実際に受信テスト。
1局だけですが実際のQSOが受信できていましたので
蛇の目基板へ部品を移設します。
IMG_20200809_091440
最終的にタカチのケースへ入れますので、ケース専用の蛇の目基板に部品を並べて
大体の配置を決めてはんだ付け。

IMG_20200809_083748

基板の四方に銅テープを貼りGNDとしました。
この方法はGNDの結線が楽にできて便利です。
IMG_20200809_195558

ここまでで一旦受信テストをしたところブレッドボードよりも安定して動作している様子。

ただ、実際に使ってみると外部電源は使い勝手悪くラジオから電源をもらえれば
スマートですがハード改造するのも見栄えが悪りますのでバッテリーを内臓にする仕様にしました。

充電回路は設けずバッテリーがなくなれば都度外して充電する事も考えましたが、Si47385ラジオのPCBの充電回路部分だけを切り出して蛇の目基板上に配置すると何とか載せることが出来そうです。
BAT_PCB

充電表示LEDの配置は悩みましたが充電基板の空きスペースに
貼り付けて配線
IMG_20200810_130033

充電回路、バッテリーコネクター、電源スイッチを増設して基板完成。
IMG_20200810_151908

ケース加工は現物合わせで穴あけを済ませ後はSMAコネクターの取付ですが
手持ちが有りませんので今回はここまでとなりました。
IMG_20200810_190534
上緑LEDは電源のパイロット
下の赤LEDは充電ステータスとなります。
IMG_20200810_183023

完成イメージはこんな感じです。
完成イメージ

週末には完成の予定です。
Translate
最新記事(画像付)
メッセージ

名前
メール
本文
QRコード
QRコード
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

記事検索
Twitter プロフィール
最新コメント
アーカイブ
プロフィール

pup

  • ライブドアブログ