pupのブログ

数十年ぶりに無線復活組です。ラジオや無線周辺の電子工作、実験の記録をしていきます。 実験大好きMNLさんに紹介されましたAFフィルターの後継機とSi473xDSP Radio FULL DIP Ver5の頒布中です。2023/11/24 詳しくはhttps://pup.doorblog.jp/archives/57710915.html

2015年08月

新しいFRISKラジオの設計No.3

今日は、秋月さんから「レバースイッチ TMHU28」が到着しましたので早速実験したいと思います。

部品が届くまでに、大方ソフトの更新を終わらせていました。

1440849383274-501591203
このスイッチは、

 1.左右に2段階のスイッチ
 2.縦に押込むスイッチ

 の操作ができるタイプです。

そこで、チューニングの操作として次のように考えました。

 ・レバーを少し倒して、-/+seek動作(自動選局)
 ・レバーをいっぱいに倒して-/+5KHz
 ・レバーを押し込みながら左右に倒すと、-/+MHz

ところが実物を確認したところボタンを押込んだ状態で、左右にスイッチする事ができない機構になっていました。

仕方なく、この部分は、+MHzにして、押し続けるとUPしていくようにソフトを書き換えました。

bandicam 2015-08-29 20-37-12-804


操作の動画です。


今回は、電源SWもこのスイッチに変更して、

 ・左右でOFF/ON操作
 ・押込んでモード(BAND)切替

これで、ボタンの数を減らすことができそうです。
 
ただし、操作感はやはり、ロータリーエンコーダーとタクトスイッチの方が圧倒的に良いです・・・。

今回、PCBは2種類設計することで進めていきタイと思います。

また、今回の作業で若干回路変更が伴いますので、回路図に反映して、再度アートワークに戻りたいと思います。 

新しいFRISKラジオの設計No.2

今回の開発は、基板のスペースが最難関ですので、回路設計と並行して、基板のレイアウトもやりながらやっています。

もちろん、ハードに合わせてソフトも更新が必要になりますが、こちらはハード構成が決まってから一気にやっていく予定です。・・(一番苦手な部分は後回しです。)

基板は、日曜日に一気に書き上げましたが、スペースの検証をしたところ高さがNGと判明。

再度、レイアウトを変更して何とかクリアー。

ところが、思っていたSWが入手できないことが判明し、ちょっとモチベーションが下がってしまいました。

まっ、気分転換にヘッドフォン・アンプの定数確認のため組み立てたところ、PCBのモジュール作成ミスに気が付きました。・・・よかった~!! 

秋月さんのページで、MSOPと記載がありました。
bandicam 2015-08-26 21-51-15-917


bandicam 2015-08-26 21-52-25-152
実際は、SOPでした。

また、BYPASSも、1μFを忘れていました。
(無くても大丈夫と思い込んでいましたが、無音でノイズが入ることが判明。改めて追加します。)

Coの定数も、10μF~220μFで試してみました。
220μFが良かったのですが、サイズ的に1206サイズで収まる10μFにしたいところですが、47μFのほうがよさそうです。(スペース的に厳しくなったら10μFにしようと思います。)

ボリューム最大にしても、ヘッドフォン・アンプを追加すると、LPF無しでも歪まなくなりましたので、今回は削除しようと思います。

Si4735_DSP_Radio ver2.pdf

Si4735DSP回路図 ver2



ソフトも少し更新して、ポップノイズをキャンセルできるように更新しホイップアンテナ(20cm程度)で試聴していると15345KHzRAEのISが聞こえてきましたので、動画に収めました。


 
今日は、コンディションが良かったようで、短いホイップアンテナでもまずまず聞こえていました。

ここまできて、最終のケースデザインを考えてみると、ロータリーエンコーダーがアンバランスのように思えてきました。・・・・・・UIを考えて、搭載するかちょっと悩んでいます。

ちなみに、ロータリーエンコーダーの代替え候補は秋月さんで販売されている「レバースイッチ TMHU28」です。
P-08072 
 
週末に実際にケースに入れてみて、具合を見ながら再検討したいと思います。
 

新しいFRISKラジオの設計開始。

前回までは、Si4825-A10を使ってFRISKケースラジオを作ってきました。

なかなか感度も良く、小型ですので通勤ラジオとして活躍してくれています。

ただ、使っているうちに色々な不満(課題)も出てきましたので、改めて下記点を再考し改めて作りたいと思います。

【課題】
 1.短波で、AGCの効き方に違和感がある
 2.やはり周波数は、デジタルにしたい
 3.LiPoバッテリーを使用していますので、ショート時の安全回路がほしい
 4.通勤時は、FMを聞くことが多いので、アンテナはイヤホン線で済ませたい
 5.FMは、ステレオで受信したい
 6.大きさは、現行同様にFRISKサイズ

   以上の6点です。

Si48シリーズで探していると、Si4844チップは、アナログチューニング・デジタル表示できるよですね~。

ただ、製作されている方がほとんどおられないようで、一から調べていくことになり、実現まで相当な時間がかかりそうです。

手っ取り早く以前に製作した、Si4735DSPラジオをリニューアルすることにしました。
(楠 昌浩さんが公開されている回路、ソフトに手を加えた物です。)

では、上記の課題についての検証をしていきます。
 課題1
   AGCの効き具合をソフトの設定でかなり詳細に設定できます。
 課題2
   LCD表示できますが、小型な秋月さんのI2C接続小型キャラクタLCDモジュール 8x2
   を使用します。
 課題3
    ポリスイッチ(350mA)を入れることにします。
 課題4
   回路を見直して、イヤホン線のGNDをアンテナ替わりに使うようにします。
 課題5
   Si4735はステレオ対応です
 課題6
   ビット・トレード・ワンさんが発売されているSi4735モジュールを使用すると入らないことが判明
   Si4735は、ほとんど入手できず、あっても高価ですので、今回はモジュールから換装すること
   にします。(他の部品の換装できるものはそうします。)

早速、回路の見直しから始めます。

・サイズ的に、ボタンは最少にしたいので、ボリュームは、可変抵抗に変更。
・電池運用の場合、電圧の変化でLCDコントラストが変わりましたが、今回は定電圧回路を採用します。
・ロッドアンテナ運用でも、ある程度の感度を確保したいので、RF-AMPを入れることにします。
・Si4735はボリュームを上げていくと音が歪みますので(高周波ノイズが重畳されるようです)、
 LPF+AMPを入れます。以前お教えいただいた方の記事はこちらです。
・バンド切り替えで「ボッ」と言うポップノイズを改善したいと思います。
Si4735DSP回路図


 
ブレッドボードに組んでみました。
CIMG3490
仮に、DIP部品で組み立てて、
ソフト+回路検証をやっています。

テスト受信動画です。


 検証はもう少しかかりそうですが、FRISKサイズの基板に収まるのか検証してみました。
bandicam 2015-08-22 15-58-45-618
何とか両面使えば入りそう・・・・・かな???? 
 

Si4825-A10 DSP Radio V2(FRISK Ver)まとめ

設計から製作までの期間がある程度の期間がかかりましたので、ブログ記事がバラバラとなりました


今回の製作をまとめて置きます。


Si4825-A10 V2_製作Tips.pdf


【内容】8/10 22時に改版しました。

 1.PCB訂正(ジャンパー)箇所
 2.部品(抵抗)の値を変更
 3.回路図
 4.PCB図
 5.部品表

Si4825_DSP_Radio_v2【ケース図】.pdf

【内容】
 ケース加工用の図面

Si4825-A10 DSPラジオVer2 FRISK Ver完成しました。

先週から、パネルの文字入れを色々考えていましたが、最終こんな感じにしました。

bandicam 2015-08-09 19-02-16-389

先日からチョイ聞きラジオとして実用的に使っていましたが、毎回手さぐりの受信に苦労していました。
そこで、今回は「ダイヤル・スケール」も作りました。



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いつものシールに印刷。

ここで、ダイヤルスケールの目盛が逆(0と100がテレコ)であることに気が付きました・・・汗)

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直線部分は、デザイナーズカッター
ダイヤルスケールは、コンパスカッター
各穴の部分は、ポンチ

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で切り抜きました。


CIMG3476

CIMG3478
ダイヤル部分はこんな感じです。

CIMG3479
左:アンテナ   中央:外部/ロッドアンテナ切替SW※1   右:イヤホン

CIMG3480
 充電は、microUSBを使います。
LED(青)は充電中

CIMG3481
LED(赤)スタンバイ(充電完了)です。

CIMG3484
電源ランプは、
ダイヤルとボリュームボタンの照明を兼ねています。

今回、ランプは光ファイバーを使ってフロントパネルまで導いています。
BlogPaint


 ラジオの電源が入っている時は、充電回路が切り離されます。
(充電しながらラジオ動作させる事はできません。) 
CIMG3482
ようやく、Si4825-A10 DSPラジオVer2(FRISK Ver)が完成しました。
 
最後に動画です。
 

今回製作途中にも関わらず、多数のお問い合わせを頂きましたのでPCBを頒布したいと思います。
(回路図、訂正箇所説明、部品表を同梱します。)

在庫数:4枚 (8/15現在) 1枚+?

【注意】
素人の設計ですので、何の保証もありませんし、何か問題が起きても自己責任で製作していただける方に限定して頒布したいと思います。

★特に、Li-Poバッテリーの部分で発煙、爆発もあり得ますので、十分ご注意してください。
当方では責任をとることができませんので、あらかじめご理解ください。


メールでお問い合先
jg3pup「アット」gmail.com
(※アットをマークに変更してください。)

部品は、aitendoさん、秋月さんのWEBショップでほぼ購入できますが、単品で入手しにくい、チップ抵抗/コンデンサー/トランジスタ/インダクター/microUSBコネクター/TP4056のパーツセットも考えています。

必要な方は、同時にお問い合わせください。
★ちなみに、Li-Poバッテリーの8/9現在在庫がなくなっていました
  使えそうなバッテリーが見つかりました。(2015/08/10更新)
  スイッチサイエンスさんで扱っているLi-Poバッテリー
  サイズ的に入りそうです。


 aitendoさんで、Li-Poバッテリーの在庫が復活していました。(2015/8/15確認) 

★他の部品は、在庫は有りました。(2015/08/09)



【製作中のブログ一覧】
FRISK Ver.2製作開始しました。
FRISK Ver.2製作開始しました。No.2
FRISK Ver.2製作開始しました。No.3
Si4825-A10 DSPラジオVer2テスト動画です。
FRISK Ver.2製作開始しました。No.4

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