1SV101の入手が非常に困難となっていますので、互換品として、HVC359をΔLOOP7 X_Verに使用できるか検証してみました。

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1SC101のデータはこちらです。
1SV101


7月にもこのHVC359×1を使ってΔLOOP7 PCBに実装して実験しました。
前回の結果は、「LOWバンド」と、このパリキャップを使った「HIGHバンド」の同調に隙間が出来てしまって、少し使いにくい結果としていました。

 記事 : ΔLOOP用のバリキャップ互換を探るNo.2


本日、部品の整理をしていて「ふと、パラにして使ったら・・・」と思い立ちました。

と、言う訳で、今回はHVC359をパラにして実験してみます。

前回は、この非常に小さいパッケージ(UFP)1.2*1.6PCBに実装に大変苦労させられましたので、
今回は、DIP化して使用します。

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2個並列にしてDIP化しました。


ΔLOOP7 X Verに実装
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実験は、いつもの室内リード線1m×3で同調周波数を調べてみます

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【結果】

 LOW    2.6 ~ 12.2MHz(前回は、12.4MHzから少し下がったような・・・?)
  HIGH 10.6 ~ 16.8MHz

  1SV101より広範囲の結果となりました。

 

1SV101の互換品として十分ですね。
ただし、このパリキャップをネット検索しても、国内で販売されているところが見当たりません。
(2014関ハム会場で、購入(10個200円 )しました)

・・・ということで、1SV101より入手困難な部品でした。
残念です。

次回は、秋月さんのこのあたりで実験してみようかと思います。
(ついでのあるときに、購入してみます。) 

【11/02 17時 追記】

追試で、上記のHVC359(パラ)を搭載した状態で、MW_LPFとMW同調回路を切り離して同調範囲を調査してみました。

そのために、SJ1~SJ4のはんだジャンパーを切り離します。
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次に、LOOP エレメントは、JP2へ接続すると、ΔLOOP7のオリジナル回路になります。
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室内の1m×3のリードLOOPに接続して同調範囲を調べてみます。

【結果】

 LOW    2.5 ~ 12.8MHz
  HIGH 11.0 ~ 18.8MHz
 
 オプションの中波関連の回路を切り離すとさらに広範囲になりますね~。